いま、お時間よろしいですか?
◎ 正しい。”形容詞+です”は歴史的には新しい表現です。
この表現が、正誤の話題になる理由がわからない方も多いと思います。この「形容詞」に「です」がつくという丁寧表現は、第2次世界大戦後になってようやく国語審議会に認められたという新しい表現なのです。別に、国語審議会が絶対的な権威というわけではありませんが、広く認められるようになったという基準になるものです。それまでは、公的な場では形容詞の丁寧語は「よろしゅうございます」というように、「ウ音便」+「ございます」しか用いられていませんでした。「お時間よろしいでしょうか」とするとさらに丁寧になります。